勝ち過ぎには注意して

扶養の範囲内でFXがしたい。そんな主婦の方はいらっしゃることでしょう。では扶養控除が適用される範囲内とはどのくらいであればいいのでしょうか。

扶養の範囲内で利益を出すこと

旦那さんがサラリーマン、あなたは専業主婦。この場合はご主人の扶養に入っていることになります。しかし一定以上の所得を得ると控除が受けられなくなります。この点ご説明いたします。

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扶養控除とは

そもそも扶養控除とは納税者に扶養家族がいる場合に所得金額から一定の所得控除を行います。主婦の場合は厳密には配偶者控除が適用されます。では主婦の方がFXをする場合に税金として把握すべきことは以下になります。

所得税

FXで出た利益が20万円を超えると所得税を支払う必要があります。税率は店頭FXかくりっく365のような取引所FXかによって変わりますが、年間20万円以上の利益は所得税の対象となることを覚えておいてください。

ただし利益が20万円以下の場合でも確定申告はしておきましょう。確定申告をしていないと複数業者で取引をして合算で利益が20万円に満たしていなくても、税務署がそれら全てを把握して税務調査をするとは限らないからです。1社だけの取引結果を見て追徴課税をしてくる可能性があります。余計なリスクを抱えないためにも損失が出ていても確定申告をしておくようにしてください。

配偶者控除

配偶者控除とは一定の所得以下の主婦に対する控除で年間の合計所得金額が38万円以下の場合に適用されます。これを超えると所謂扶養から外れるということになります。

ちなみに一般的に控除の範囲内にするためにも103万円以内で働きたいという話が出てきますが、これは給与所得控除(65万円)と配偶者控除(38万円)の合算となります。しかしFX取引の利益は雑所得であり給与所得ではないので、38万円が範囲内となります。